VK70Rから35mmカメラでより使いやすいように焦点距離を50mmに改めて作られたソフトレンズ。
清原光学 技術顧問の高野栄一氏の設計と伝えられている。
高野氏はキヤノンやタムロンを経て自らの会社を興しているようである。
VK70Rと同様に絞りリングはレンズ前面にあるがVK70Rに比べれば断然使い易い。
が、しかしやはりMinoltaの優秀なファインダーをもってしてもフォーカスが判りにくいのが難点である。
それにしても芯のあるフォーカスにジワリと滲む様な特にハイライトの、ボケ。
故・桜井栄一氏の夫人が氏を称して「このレンズがあると一日が短い」という旨のことを云われていたようだ※。
なるほど使ってみるとわかる気がするレンズだが、その使いこなしは容易ではない。
※アサヒカメラ1990年5月号連載[写真人]の昭和5桜井栄一より
発売時期 1987年
フィルター径 40.5㎜
レンズ構成 1群2枚+保護ガラス1枚
最近接距離 0.45m
絞り羽根枚数 10枚
最小絞り 16
質量 約125g
定価 35,200円