FLレンズはそれまでのCANON Rマウントのレンズ内に自動絞り用の駆動スプリングを持つ構造からボディ内に自動絞り用の駆動スプリングを持つ構造にしたマウント言われている。
NewFDまで形を変えながらマウントを継承してゆくのでFLレンズ群は初期のFTから始まりT90にいたるまで使用できる。
惜しむらくはバヨネットマウントではなくスピゴットマウントであった為にその構造が複雑なことか。
簡単な掃除でも分解を伴うことは一切したくないマウントだ。
さて、このFL35mmF2.5だが1964年3月発売と僕よりも先輩だ。
専用のメタルフードも入手している。
逆光には強くないし、繊細ともいえないが中々味のある絵を吐き出してくれる。
発売年月 1964年(昭和39年)3月
発売時価格 20,700円
レンズ構成 5群7枚
絞り羽根枚数 6枚
最小絞り 16
最短撮影距離 0.4m
最大撮影倍率 0.115(倍)
フィルター径 58mm
最大径x長さ 63mm x 55mm
質量 352g